2023年 5月 31日 水曜日
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「Google XML Sitemaps」でサイトマップを作成・設定する方法|WordPressプラグイン

SEO対策をする上でもっとも大事なことは、検索エンジン(Google・Yahoo!・Bing)に自分のサイトやページを認識してもらうことです。

検索エンジンにサイトやページを認識してもらうためには

①XMLサイトマップを作成
②SEO対策ツールに登録

という手順が必要です。

※サイトマップには「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の2種類があります。
違いがわからない方はこちらの記事を参考にしてください。

参考記事:あなたは「HTMLサイトマップ」と「XMLサイトマップ」の違いを理解していますか?【シンプル解説】

ちなみにSEO対策ツールというのは
「Googleサーチコンソール」・「Bingウェブマスターツール」がありまして

  • 「Googleサーチコンソール」→Google・Yahoo!向けのツール
  • 「Bingウェブマスターツール」→Bing向けのツール

というふうに検索エンジンによってXMLサイトマップを登録するツールが異なります。

しかし、そのサイトマップを自力で作成するのはかなりめんどくさいです。例えばあなたがブログや記事を更新・公開する度に手動でサイトマップを編集してSEO対策ツールに登録しなければなりません。

これをネットにそこまで詳しくない人がこなすのは難しいと思います。

そこでWordPressのプラグインである「Google XML Sitemaps」の出番がやってくるのです。

「Google XML Sitemaps」とは

「Google XML Sitemaps」を簡単に説明すると、ブログやサイトのページを検索エンジンへ効率よくアピールしてくれるプラグインといえます。

詳しく説明すると、ブログを検索エンジンにインデックス(認識)してもらうためにはクローラーというシステムをあなたのブログに呼び込む必要があります。

そして呼び込んだ際にブログのページを効率よく巡回して、素早く検索エンジンに伝えてもらうためにサイトマップが必要です。

そのサイトマップを自動で作成・更新してくれるのが今回解説する「Google XML Sitemaps」です。

もしサイトマップを作成していない場合、投稿した記事がなかなか検索エンジンに認識してもらえず検索結果へ載るまでに時間がかかってしまいます。

本当にもったいないので必ず「Google XML Sitemaps」を使って作成しておきましょう。

「Google XML Sitemaps」でサイトマップを作成・設定する方法

ではさっそく「Google XML Sitemaps」でサイトマップを作成・設定する方法を画像付きで解説していきます。

この記事を読むだけではなく実際にあなたも一緒にやってみましょうね。

インストール方法

「Google XML Sitemaps」をインストールするところから始めますので、あなたのWordPressのサイトにログインした状態にしてください。

1.管理画面の中から「プラグイン」>「新規追加」を選択

管理画面のプラグインの項目から新規追加を選択

2.「Google XML Sitemaps」を検索し今すぐインストールを選択、インストールできたら有効化を選択

右上の検索バーに名前を入れて、プラグインを見つける

上記画像の①の検索窓に「Google XML Sitemaps」と入力すると、検索結果にプラグインが表示されるので②の「今すぐインストール」を選択する。

インストールが終わると「今すぐインストール」の部分が「有効化」に変わるので、「有効化」を選択する。

3.管理画面の中から「設定」>「XML-Sitemap」を選択

「設定」から「XML-Sitemap」を選択

有効化が完了すると「設定」の項目の中に「XML-Sitemap」が追加されているので選択する。

以上でプラグインのインストールは完了です。

設定方法

プラグインがインストールできたので、次は設定方法です。

「設定」の項目の中にある「XML-Sitemap」を選択したら下画像のページが表示されると思います。

Google XML Sitemapsの設定画面

このページが設定画面になります。

項目が8つに分かれており

  • 検索エンジンはまだ通知されていません
  • 基本的な設定
  • Additional Pages
  • 投稿の優先順位
  • Sitemap コンテンツ
  • Excluded Items
  • Change Frequencies
  • 優先順位の変更(priority)

があると思います。
今回設定する項目はこの中の

  • 基本的な設定
  • 投稿の優先順位
  • Sitemap コンテンツ
  • Change Frequencies
  • 優先順位の設定(priority)

の5項目になります。

ではこの5項目の設定方法を上から順に解説していきます。

基本的な設定
基本的な設定の方法

上の画像の6つの部分にチェックを入れましょう。

①と②(Notify Google / Bing about updates of your site)にチェックを入れることによって、あなたのブログやページが更新されると自動でGoogleとBingに通知してくれるようになります。検索エンジンに認識してもらう作業を自動で行ってくれるのはかなり便利です。

③(サイトマップのURLを仮想robots.txtファイルに追加)はブログのサイトマップを検索エンジンに伝える重要な項目です。クローラーが効率よくブログを巡回するのを助ける役割があり、SEO対策に効果があります。

④(Try to automatically compress ~ it.)はブログの記事やページが膨大になってきた際にサイトマップを圧縮するかどうかを決めることができます。基本的には圧縮した方が表示スピードが早くなるのでチェックを入れることをおすすめします。

⑤(XSLTスタイルシートを含める)はデフォルト設定を使用にチェックを入れてください。参考記事にもあったようにXML形式は検索エンジン用・HTML形式はユーザー用という風にそれぞれ異なっています。通常は人間が読めないXML形式のファイルを読めるように変換してくれます。

⑥(HTML形式でのサイトマップを含める)はHTML形式のサイトマップ(sitemap.html)も自動で生成してくれるのでチェックを入れることをオススメします。試しに検索バーに「https://あなたのドメイン名.com/sitemap.html」と入力してもらうと理解できると思います。

投稿の優先順位

投稿の優先順位

上の画像のように「優先順位を自動的に計算しない」を選択しましょう。

この設定は投稿した記事の重要度をどのような基準にして検索エンジンに伝えるかを決めることができます。これによってクローラーが巡回するページの優先度が変わります。

コメント数を基準にしない方が良いので「優先順位を自動的に計算しない」に設定しています。

この部分は後ほど解説する「優先順位の設定(priority)」で別の設定ができますので、そちらを参考にしてください。

Sitemap コンテンツ

Sitemap コンテンツの設定
この項目はサイトマップに取り込むコンテンツ(ページ)を決めることができます。コンテンツを重要なものだけに絞ることにとってクローラーの巡回効率を高め、重要でないコンテンツを除くことでサイトの価値を向上させることができます。

ここでチェックを入れる部分は

  • ホームページ
  • 投稿(個別記事)を含める
  • カテゴリーページを含める
  • 最終更新時刻を含める

の4つになります。
※もし固定ページに重要なコンテンツを含んでいる場合は、固定ページにもチェックを入れることをオススメします。

「最終更新時刻を含める」について補足しておくと、例えば2つのサイトが同じ話題を同じ時期に記事を投稿していたとします。一方のサイトは投稿したっきり加筆修正をせずに放置、もう一方のサイトはこまめに加筆修正を行っているとしたらあなたはどちらのサイトの情報が信頼できますか?

ほとんどの方が加筆修正をこまめにおこなっているサイトを選ぶと思います。なぜなら情報は日々アップデートされて行くので、数ヶ月で情報が古くなってしまうことは少なくないです。ということはこまめにリライトをおこなって鮮度の高い情報を提供しているサイトを検索エンジンも評価するはずです。

検索結果の上位をキープするためにも情報のアップデートを忘れずにしていきましょう。

Change Frequencies

Change Frequenciesの設定この項目はクローラーに対して各ページのおおよその更新頻度を伝えておくことで、クローラーによるサイトやページの巡回周期を決めることができます。

例えば毎日記事を投稿する方は「投稿(個別記事)」の部分を”毎日”に設定しておくことで、クローラーが投稿ページを毎日巡回してくれるように促すことができます。

これによってコンテンツが追加された際に、その日のうちにクローラーが巡回してくれることで検索エンジンにも素早く認識され検索結果に表示されるスピードも早くなる可能性が高くなります。

筆者は上の画像の設定でやっているのでぜひ参考にしてください。

ちなみに「固定ページ」と「投稿者ページ」はコンテンツを追加することがなく、仮に追加したとしても重要なコンテンツではないので”更新なし”と設定しています。

画像にもあるように”更新なし”や”毎年”のように設定していても、クローラーは定期的に巡回するのでそこまで神経質な設定にしなくても良いと思います。

優先順位の設定(priority)

優先順位の設定(priority)

この項目はサイト内にあるコンテンツ(ページ)の重要度を決めることができます。

例えば筆者のように「固定ページ」と「投稿者ページ」を投稿・更新していない場合は重要ではないので「0.0」に設定するのが良いかと思います。

他の部分を同じ値にしているのは、そのコンテンツが全て重要であると判断しているからです。基本的には、一般的なブログを運営している方は上の画像の設定を参考にしてみてください。

以上で「Google XML Sitemaps」の設定は終わりです。
しかしこれだけで満足してはいけません。

今回作成したサイトマップをSEO対策ツールに登録することで、あなたのサイトをもっと向上させることができますのでぜひ登録しましょう。

【重要】SEO対策ツールに登録しよう

冒頭で説明したように、検索エンジンにサイトやページを認識してもらうためには

①XMLサイトマップを作成
②SEO対策ツールに登録

という手順が必要です。

①のXMLサイトマップは作成が完了したので、次は②のSEO対策ツールに登録しなければいけないです。

そのSEO対策ツールとは

  • Googleサーチコンソール
  • Bingウェブマスターツール

になります。

上記2つのツールに登録することでもっと素早くサイトを検索エンジンに認識させることが可能になりますし、サイトの掲載順位や改善点などを把握できるようになるのでサイト運営者には必須のツールになります。必ず登録しておきましょうね。

登録方法は以下の記事でわかりやすく解説しているので、参考にしてください。

【SEO対策】Bing ウェブマスターツールに登録してサイトのアクセスUP!

最後までご覧いただきましてありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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